志望動機の書き方

職務経歴書が完成すれば次はいよいよ志望動機です。もしいきなりこのページに来た場合は、先に「志望動機作成の前にすること」のページを読んで下さい。

新卒時は「御社の技術は世界的にシェアを占めており…」など、その会社の特徴とか強みを下手褒めして志望動機完成だったと思いますが、転職では、そもそも「転職しようと思った動機(退職理由)」から「志望動機」が一直線につながっていることが最も大切です。そして、この二つは転職面接では必ず聞かれます。

これをうまくまとめた文章が下記の例文になります。この例文に個別の事情を当てはめれば、かなり説得力のある転職事由と志望動機を完成させることができます。まずは空欄部分に文章を当てはめてみて、どうも不自然な部分があれば、周りの文章を微調整してみてください。


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■転職理由
私はこれまで【   】業務でキャリアを築いてきましたが、現職において、【   】が原因でそれが実現できない状態なりました。私は【   】業務に非常にやりがいを感じ打ち込んできたことから、今後も【   】業務でキャリアを築いていきたいという思いが強く、その状況を乗り越える為に【   】等の努力をいたしましたが、現状ではその改善は難しいと判断いたしました。そこで、自分の希望を実現するためには、転職しかないと判断し、今回転職活動をすることとなりました。

■志望動機
御社を志望した理由は、私の転職理由である、【   】を実現したいという事に関して、今回御社が募集された【   】では【   】などの業務に携われることから、私の希望が実現可能だと考えたからです。

また、御社は【 
ここで新卒のような志望動機(社会貢献度が高いとか)を挿入 】であり、今まで以上に使命感を持って業務に邁進できると考えました。

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これを実際に当て嵌めてみると下記のような感じになります。


私はこれまで【××建築設計】業務でキャリアを築いてきましたが、現職において、【××事業から事実上撤退する決定があり、それに伴う設計人員の削減方針】が原因でキャリアを築いていくことができない状態なりました。私は【××建築設計】業務に非常にやりがいを感じ打ち込んできたことから、今後も【××建築設計】業務でキャリアを築いていきたいという想いが強く、その状況を乗り越える為に【業務改善を提案する】等の努力をいたしましたが、現状ではその改善は難しいと判断いたしました。そこで、自分の希望を実現するためには、転職しかないと判断し、今回転職活動をすることとなりました。

御社を志望した理由は、私の転職理由である、【××建築設計でのキャリアアップ】を実現したいという事に関して、今回御社が募集された【設計部門】では【××設計】などの業務に携われることから、私の希望が実現可能だと考えたからです。

また、御社は【××建築が看板事業で、その中でも私の希望する設計は製品の基礎】であり、今まで以上に使命感を持って業務に邁進できると考えました。



なお、この転職理由と志望動機は最も大切な部分なので、最低でも一度は友人などに見てもらって客観性があるか確認しておくことをお勧めします。ここのロジックに曖昧な部分があると面接で突っ込まれて苦しい戦いを強いられることになります。

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